2014年09月04日

手術その2 入院当日

いよいよ入院の日がやってきた。ふらふら

手術を受けるということより、家族の顔が見れないことが一番嫌だ。もうやだ〜(悲しい顔)


午前6時に自然と目が覚めた。

妻にメールを送るも、今は子供たちの事でバタバタしていることだろう。

病院の入院受付へ午前10時に行くこととなっている。

それまでには時間があるので朝食レストランを食べに行こことにした。

入院すると絶食となる可能性があるので、朝はガッツリ食べる予定だったが、不思議と食欲が無いのだ。バッド(下向き矢印)

自分的には緊張や不安は無いと思っているのだが、体が自然に反応しているのか?

出張などでホテルの朝食を一人で食べることがよくあるのだが、その時の感じとも全然違う。

何とも味気ない食事だった。



約束通り10時に入院受付に行くと、病棟からの連絡を待つよう言われ10時45分頃に病棟へ向かった。

1ヶ月前にも入院していたので、顔見知りの看護師さんからも声をかけられ、病室は15階B4号室の窓側のベットだった。

前回(6号室)も窓側のベットで景色が良く、今回も浜離宮公園がよく見える部屋だ。わーい(嬉しい顔)



荷物の整理やTVテレビカードの購入。喫茶店飲み物など必要な物を1階のコンビニコンビニに買いに行った。

この病院はテレビにパソコンのキーボードが付いていてテレビがパソコンになるのだ。

これには驚いたexclamation グッド(上向き矢印)

昼頃に担当医のイケメンK先生が、IVHを行うためCVを設置する必要があるので、その説明を受け同意書にサインした。その後、病棟て採血などの必要な検査を行った。

IVHとは高カロリー輸液のことで、手術前から絶食となるので、そのままでは栄養失調になってしまう。その栄養を点滴で補うのだ。一般的な点滴は腕の静脈から行うが、高カロリー輸液を連続して腕から行うと、腕の静脈に炎症をおこしたり血管が詰まったりする場合がある。なので、直接心臓近くを通っている太い静脈に直接輸液を行う方が得策なのだ。
心臓付近の太い静脈へ輸液を行うためにルートの設置(チューブを皮膚表面に出す処置)が必要となる。
このルートをCVというのだ。現在はIVHもCVも同意語として使われているようで、「CV」と表現する人が多いように思う。

この写真は実際私が受けたCVのあとの写真だ。

image.jpg


午後1時30分よりCV設置のため、4階の専門部署へ移動した。

この病院はCV設置を専門にしている部署があり、恥ずかしいが田舎の病院との違いに驚いた。がく〜(落胆した顔)

今まで勤務していた病院でCVを受けた患者さんを多く見てきたが、『痛いやろな〜』と正直思っていた。


まずは右鎖骨よりやや下方の皮膚に麻酔を行う。

麻酔がきくと、あれよあれよというまに処置が終了exclamation

先生の腕が良いのか、チクッとした痛みしか感じず歯医者の治療の方が何倍も痛かった。ふらふら

もっと痛いものと覚悟していたが良い意味で拍子抜けしたのだった。わーい(嬉しい顔)

やや違和感があるが、その後も痛みも無くよかった。揺れるハート

部屋に戻るとその日担当のナースIさんからの説明を受けた。

長女と同じ年なのに的確で分かりやすい説明を受けた。

これは今後患者さんへ説明するうえで非常に勉強になったのだ。ぴかぴか(新しい)


夜になると先生がストマを設置する場所を確認に来られ、今後の方針を説明してくれた。手(チョキ)


しかしお腹が空いた・・・

今になって朝食を食べなかった事が非常に悔やまれる・・・もうやだ〜(悲しい顔)


午後8時20分 プルゼニド(下剤)を2錠飲んだ。

手術までにお腹の中をカラッポにするためだろう。



それにしても腹減った・・・もうやだ〜(悲しい顔)



posted by ベルぱぱ at 10:42| Comment(0) | 闘病記

2014年09月02日

手術その2 入院まで

電話  電話  電話

病院からの電話が鳴ったexclamation



「もしもし〜、東京の国立○○センターですが手術と入院の日が決まりましたのご連絡致します。」
手術は10月24日にて決定exclamation

なので2日前の22日に入院することとなったのだ。バッド(下向き矢印)


航空券の予約やら入院日の前日に東京に1泊する予定だったのでホテルの予約やらでバタバタしたが、無事に準備は完了した。わーい(嬉しい顔)


私一人で入院し、手術前日に妻が病院に来る予定だ。


子供たちの顔を当分のあいだ見ることが出来ないのが何とも寂しく感じる。もうやだ〜(悲しい顔)


10月21日の朝、子供たちに声をかけ家を出た。
一瞬「また帰って来れるかな?」 と弱気になった。
妻に言うと叱られそうなので黙っていただ、本当にそう思ったのは事実だ。

正午に羽田空港に着いたが、ホテルのチェックインまで時間をつぶすためウロウロしていた。あせあせ(飛び散る汗)



夜は東京在住の友人と入院前の食事に行った。手(チョキ)

友人も気を使ってくれたようで凄く豪華な食事でした。揺れるハート

ホテルに帰ってベットに入るも、なかなか寝付けず色々と考えているうちに眠い(睡眠) 眠い(睡眠) 眠い(睡眠)

いよいよ明日から長い入院生活がスタートだ。もうやだ〜(悲しい顔)


posted by ベルぱぱ at 10:09| Comment(0) | 闘病記

2014年08月31日

手術その1 術後2

その後は痛みも徐々に無くなり、出血も目立たなくなって来た。

回診時に

調子も良いみたいですので9月15日に退院しましょう

非常に嬉しい一言を聞いた わーい(嬉しい顔)

退院後は3日間様子を見るのに東京に留まることとなりホテル住まいとなった。
急な発熱や出血などが発症しないかということみたいだ。


何事も無かったので18日(水)の飛行機にて久しぶりの我が家へexclamation
楽しい旅行に行く前の心境。ぴかぴか(新しい)

やっぱ我が家はいいな〜るんるん
家族の顔が見れるっていいですよね〜! わーい(嬉しい顔)





11日に受けた経尿道的膀胱腫瘍切除術の結果が9月26日(木)に出るため、朝1番の飛行機にて再度東京の病院へ出発。飛行機

待合室で名前を呼ばれるまで待ったいたが、判決を言い渡される前なのに不思議とドキドキしなかった。

多分、悪性ということも自分なりに推測していたから結構落ち着いていた。


いよいよ名前を呼ばれ診察室へ。たらーっ(汗)

私が受診している病院は電子カルテになっているので、昔のように紙のカルテではなく、全てパソコンに情報が入っているため、病理結果もパソコンに画面に出ていたのだ。

横の画面に病理結果が出ていたので読んでいると micropapillary carcinoma という文字が目に入った。

この文字を見た瞬間は冷や汗が「ジワッ」と出た。がく〜(落胆した顔)

普通 膀胱癌の癌細胞は尿路上皮癌が90%をしめており、micropapillary carcinomaという癌細胞は非常に珍しのだ。そして、放射線にも反応しにくく一番タチの悪い癌細胞なのだ。もうやだ〜(悲しい顔)


診断結果は全て英文で表示されていたのだが、先生に

「先生 私のガンは micropapillary carcinoma なのですか?」と質問した。あせあせ(飛び散る汗)

先生からは
メガネおやじさんは医療関係者なので、英文の診断結果が読めましたか。では説明しますね
との答えであった。

先生「経尿道的膀胱腫瘍切除術の結果から表面がカリフラワーやイソギンチャク様に表面がブツブツしているものと、表面が比較的スムーズになっている部分が見受けられました。表面がスムーズになっている箇所が膀胱の奥まで進行するタチの悪い癌細胞です。病理診断でもmicropapillary carcinomaが認められ、筋膜層まで進行している可能性が十分考えられることから、膀胱全摘出術を行うことをお薦めいたします」

簡単に言えば「進行がムチャクチャ早い癌細胞が見つかったし、癌の進行もある程度進んでいるので膀胱付近の臓器を全て取ったほうがいいよ!」ということだ。
特にリンパ節に転移していたらあっという間に全身に転移する可能性が大きいのだ。


私の予測よりもっと進行していることに驚いたが、ドラマのように落胆することは無かった。るんるん

再度先生から、いくつか確認事項を聞かれた

その1 膀胱全摘出を受けるかどうか。
その2 手術を受ける場合に術式についての説明


その場で「先生 手術をしてください。お願いします」と言ったのだ。
先生は家族と相談してと言われたが、この日までに妻と子供達と相談して、手術が少しでも必要と思うときは受ける事が決まっていたのでした。
先生から「なるべく早い手術が良いので決まり次第連絡しまう」と言われた。バッド(下向き矢印)

最後に何か質問は無いか?と聞かれてので



「先生 今日は飲んでも大丈夫ですか?」と質問し、「飲みすぎない程度なら大丈夫!」と決定をもらったので、その夜は東京在住の友人と飲みに行ったのでした。わーい(嬉しい顔)

後日、この事を妻に言うと
本当にそんな質問をしたの? がく〜(落胆した顔)」と呆れられたのは言うまでもない。
posted by ベルぱぱ at 13:00| Comment(0) | 闘病記